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倉庫管理システムWMS刷新に向けフューチャーアーキテクトと開発を開始
〜 導入期間を短縮し、さらなる効率化で物流DXを推進 〜

SGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス株式会社(本社: 東京都品川区、代表取締役社長:山本将典)は、倉庫管理システム(以下「WMS」(Warehouse Management System))の2025年の刷新に向け、フューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口友彦、以下「フューチャーアーキテクト」)とともに開発に着手しました。

貨物の小口化やEC市場の拡大を背景とした宅配貨物の増加、2024年問題など物流を取り巻く環境は大きく 変わり、お客さまのニーズは多様化しています。また、労働人口の減少による人手不足を解消するため、マテリアルハンドリング機器(以下「マテハン」)を導入し、倉庫作業の効率化や省人化の推進が必要です。これらの課題を踏まえて、お客さまのニーズへの対応や導入期間の短縮、外部システム、マテハンとの連携機能を強化すべく、WMSを刷新するための開発プロジェクトを進めています。

具体的には、フューチャーアーキテクトのクラウド型の倉庫制御システムWCS(Warehouse Control System)機能を持つ「Future LOGI®」と、OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)ソリューション「Future EdgeAI®※1」を組み込む予定です※2。これまで頻繁にカスタマイズが発生した機能を標準機能として盛り込むことで、導入期間を短縮します。また、ペーパーレス化により、環境への配慮に加え、業務の効率化や働きやすい環境整備を行います。さらに、マテハンによる省人化の取り組みが進むなか、マテハンごとに構築が必要とされる制御機能を標準化し、スピーディーかつ柔軟な機器の入れ替えや最新設備の導入を可能にします。

■WMSの構成イメージ

WMSの構成イメージ

当社は、これからも業務の生産性向上に加え、お客さまに新たなソリューションをご提案できるようDXを推進し、物流業界の課題を解決してまいります。

※1 Edge AIとは、AIを搭載した端末が収集したデータを端末内で処理し、推論・学習を行うことで、瞬時に判断を出す技術。
※2 「Future LOGI」、「Future EdgeAI」はフューチャー株式会社の登録商標です。