interview 株式会社コスモ様 事例紹介
- リードタイム短縮、サプライチェーン全体の可視化ができるように！
- 株式会社コスモ
物流管理部 次長 山口 修史様（左）
物流管理部 主任 髙田 奈緒子様 (右)
HP：https://cosmo-beauty.jp/
株式会社コスモ様は、理美容サロン向け美容器具・美容材料及び関連材料の卸からサロン運営までトータルでサポートされている総合美容商社です。
その他にも、国内外のグループネットワークを生かして海外ブランドの輸入販売や理美容サロンへ向けた独自の商品開発・販促企画を行っています。
関東・関西へのリードタイムの短縮を進めたかった
Q 佐川グローバルロジスティクス（以下SGL）をご利用いただくことになったきっかけや理由を教えてください。
山口様もともと2PLとして福岡で自社倉庫を運営し、業務だけ外部に委託していました。その中で課題として挙がったのが関東・関西へのリードタイムの短縮です。その当時のSGL営業担当者に相談する過程で、愛知県の小牧SRCが候補に挙がりました。半年の準備期間を経て、まずは2019年に小牧SRCに入館しました。また、福岡の倉庫は自社物件だったためキャパシティに限界があり、増加する出荷量に対応したくても生産性が上がらないといった課題がありました。そういった課題を解決するため、2020年に福岡の自社倉庫をSGLの福岡SRCに移管しました。
サプライチェーン全体の可視化ができるようになった
Q SGLに物流業務を委託していただいてよかった点があれば教えてください。
山口様全体的な面で言うと、サプライチェーン全体の可視化ができるようになったことです。可視化することでコスト面や生産性において細かなKPIを設定できるようになったことが一番大きいメリットですが、一方で潜在的な課題も浮き彫りになってきました。物流をアウトソーシングするにあたって、マスタデータの設定の管理の重要性など、気づきになった点がたくさんありました。
髙田様オペレーション面では、まず誤出荷が圧倒的に減りました。在庫管理も徹底していますし、イレギュラーの出荷があったときも滞りなくお客さまへ出荷手配していただいているので安心してお任せできています。また、以前はオフィスの隣に倉庫があったので、何かあったときにはすぐ駆け付けなければなりませんでした。現在は入荷から出荷まですべてお任せしているので、代わりに商品や在庫の分析など、本来やりたかった業務に時間を割けるようになりました。
時代の変化への対応に、強みを生かし取り組んでいく
Q 今後ビジネスパートナーとしてSGLに期待することや要望することは何ですか。
髙田様今はベストな形だとしても、時代の変化によって物流の形を変えていく必要が今後出てくるかもしれません。もし、新たに0から作り上げなければならないといった場面でも、お互い培ってきた関係性は変わりませんので、それを強みにこれからも協力して一緒に取り組んでいきたいと思っています。
山口様3PLとしてはもちろん、4PLとしてのコンサルティング機能にも期待しています。現在もSCMの取り組みを一緒に進めてもらっています。さらに今後は、外的要因だけでなく内的要因、経営戦略が日々変化する中で発生しうるリスクに対応すべく、未来創造型のSCMをともに構築していきたいです。直近では2024年問題があるので、そういった課題への提案も期待しています。